連続性と変化 3
TVA計画の20の貯水池とのかかわりで移住した人口の半分以上は借地人で、地権者や実業家にくらべると、更新すべき資源が少ない傾向にあります。
過去においては、河川系は先史時代の移動にとって重要なルートになっていましたし、また定着のための通路でもありました。
考古学者たちが、水没される地域を調査し、より重要な遺跡を発掘するための十分な機会をもつ以前に、貯水池が造られてしまうケースがあまりにも多かったのです。
同じように、歴史家や社会科学者たちが湖盆住民の伝統を記録したり、その習慣や、住民と河川流域の居住地との相互関係を研究できる以前に、住民たちは移住させられていました。
人類は未来についてもしだいに関心をもつようになってきていますが、過去についても興味をもつようになったので、まず入手される何種類かの記録なしでは、私たちの歴史を破壊するわけにはいかないのです。
この見解は実際的見地からも理論的見地からも支持されます。
過去についての情報は、国民が学校や国民文化に取り入れたいと思う地域の財産の一部ですし、また現代の住民についての基礎的研究は、計画立案者が適切な戦略・戦術を選択するたすけになるという点で、この見解は実際的です。
また、過去の知識が理論の検索に対する基礎資料を形成するという点では、この見解は理論的です。